ボヘミアン・ラプソディ
「天下のフレディー・マーキュリー」が、
死んでゆく。
弱い自分を奮い立たせる。本当に弱い。
それを自分で偽って、強く見せている。
ライブ・エイド参加。
「友達を作りたい」「友達って素敵」そんな
本音もこの作品では出てくる。
弱さや脆さと、ステージ上での力強いパフォーマンス。
強弱織り交ぜて、この楽曲は後世まで
残るだろう。
僕は、クイーンは知ってはいたが、
こんなに身近にある曲の中に、こんなに沢山の
クイーンの楽曲が有るとは知らなかった。
CMで使われていたり、番組上で使われていたり、
至る所で耳にする曲など、クイーンの残した
遺産がこんなにも世の中に肯定されて
織り交ぜられているのは知らなかった。
それに、よく有名人やカリスマ性を持ったボーカルが
孤独だと言うのを耳にするが、フレディー・
マーキュリーもご多分に漏れずに同じような
孤独を感じていたのは知って驚いた。
見るからに屈強な雰囲気が有って、弱さを微塵も
感じさせないパワーあふれる声やステージ上の
振る舞いからは、弱さとは無縁かと思っていた。
それに、この作品を観るまで、フレディー・
マーキュリーが出っ歯で、実はそれを矯正も
していなかったのを知らなかった。
素の状態で死ぬまで自分をさらけ出していたのを
知らなかった。
それにしても、45歳とは余りに早すぎる死だと
本当に残念な思いがする。と共に、その死以降、
クイーンのメンバーが事あるごとに、種々の活動
を通して、「クイーンは死んでいません」と世界に
発信し続けていたのを知らなかった。
皆、かなりの高齢になっているが、今こうして
クイーンにスポットライトが再び当てられて、
本当のクイーンが観る事ができて本当に良かった
と思える。と同時に、彼らが残した楽曲を僕らは
忘れることなく、後世に引き継いで行く為の良いきっかけを
この作品は与えてくれた。
それでは、また。
評価点 85点
お薦め度 85点
2018年 135分 イギリス、アメリカ製作
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